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突然のインスピレーション「ひらめき」と「直感」を逃さない頭脳

突然のインスピレーション「ひらめき」と「直感」を逃さない頭脳

2020東京オリンピックが幕を開け、選手達の頑張る姿を見て

改めて、「スポーツは人を感動させる」ことを痛感しました。

言葉」だけでなく「」で伝える「表現」もある。

」から「」へ、そして、「」で表現する。

 

心と体の関係は神秘的でありながら、これからの科学テクノロジーの究極のテーマとなるでしょう。

今回は、私のトレーニングの一つである、「ひらめきを逃さない頭脳」のお話をしたいと思います。

 

脳が様々な働きをしているときに生じる微弱な電流波形には、

デルタ波(1~3Hz)、シータ波(4~7Hz)、アルファ波(8~13Hz)

ベータ波(14~30Hz)、ガンマ波(30Hz~)の5つがあります。

その中のシータ波が「ひらめき」に役立つ可能性を持っていると言われていて、

記憶を司る海馬と関係が深いとされています。

気持ち良く歩いているとシータ波はよく出るらしく、特に初めての場所を歩くと

大変強いシータ波が出ます。

シータ波はワクワクしたり興味を持ったりしているときに強く出るのです。

シータ波が出る、出ないの違いは目の前のものに興味を持っているかどうかの違いだと言います。

興味を持たずマンネリ化しているとシータ波は出ません。マンネリ化というのは脳の敵なのです。

年を重ねると生きる事に慣れてしまいシータ波は出なくなります。

しかし、年を取って強くなる能力があります。それが「直感」です。

「ひらめき」と「直感」この2つは全く異なるものです。

ある瞬間ふっと思い付く点は同じですが、思い付いた後が違います。

ひらめきは後に「あの時そうなり、こうなった」と説明することができますが、

直感は本人にも思い付いた理由が分かりません。

なぜ違うかというと使われる脳の部位が違うのです。

「ひらめき」は知的作業を司る大脳皮質で感じとり、「直感」は線条体で感じとると言われています。

線条体は無意識に体を動かすための記憶をする機能を持っています。

ただし、無意識だから何も考えていないわけでなく完璧なまでに一つの筋肉が計算されています。

その計算をしているのが線条体です。直感を使うと線条体は活性化します。

繰り返し体を動かすことによって気が付いたら自然に線条体が代理計算して、その動きを覚えてくれます。

つまり、直感は経験の積み重ねで身についているのです。

 

ひらめきも直感も大切なことなのですが、経験の積み重ねで身についている直感を使えるのは大人だけです。

きちんとした良い経験を積んでいるならば、経験値が正しいものならば私は直感を信じて良いと思う。